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2011年7月 7日 (木)

プラザキサ副作用

呑んでいたので、日を跨ぎました。

先日お伝えしたプラザキサのS.Eに関して、

症例概要が出てきたので(ようやく)、

ここで触れていきたい。

あくまで私見なので、絶対的なものではありません。

みなさんその状況に即した対応をしてください。

メーカー発行の内容は、

http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201106_2_1.pdf

にアクセスしてください。

症例概要(細かい経過や併用薬など)も出ています。

投与に際しての注意事項として、

クレアチニンクリアランスを指標としているが、

ここに出ているデータにその値はない。

測っていたのかから疑問が残る。

一応クレアチニンクリアランスの基準値を載せる。

  • 男性…90~120ml/分
  • 女性…80~110ml/分

http://medical-checkup.info/article/45174527.html参照。

症例1は言葉をなくす。

一番厳しいのは、

血痰、鼻出血を認めながら、

3日もプラザキサの服用が続いたこと。

我々薬剤師が注意していく点は、

①出血が目に見えない可能性があること。

②高齢者の用量注意。

腎機能が適応であるかは、医師の領域と思われる。

①の注意としては、

痰・鼻血・尿の出血・便の出血・痣のできやすさ・他医療機関にかかる際の相談など。

出血が見られた場合は、念のため早急に受診させる必要がある。

②は、医師とのコンセンサスが重要。

ちなみに私のお付き合いいただいている先生方は、70歳を高齢者の一応の目安としている。

コミュニケーションのとれる医師とはコンセンサスを統一したほうがいい。

コミュニケーションが取れない場合は、

一応70歳を目途に疑義照会していくといいと思われる。

ワーファリンからの切り替えもやはり重要。

ワーファリン効果持続中は、プラザキサとの相互作用も起きている気もする(憶測です)。

メーカーが促していた当日併用というのは、現実的でない。

少なくともワーファリン最終服用翌日のプラザキサ開始が必要であろう。

いい薬ではあるが、きちんとした使用が必要だ。

以上、参考までに。

薬剤師岡チン

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コメント

症例においては、クレアチニンクリアランスは血清クレアチニンで代用できるので、それで推測していたのではないかと思われます。
しかしこのような劇症的な副作用が出るとは、ちょっと予想が付きませんでした。ワルファリンのように、規格を細かく調節できるような用量が良いとは思いましたが…

私はワーファリンより効果が高いときいて、こういうことは起こると予想していました。ただ、こんな初期というのは予想外でした。どちらでも慎重に使われると思ったので。医療に携わった当事者も当然大きな責任があると思いますが、メーカーの対応にも疑問点が多いです。こういうデータもまだ現場にあまりまわっていないですし。適正使用されていくことを願います。

脳梗塞になって、医師がワーファリンとプラザキサどっちがいいと、聞いてきて、あまりワーファリンにはいいイメージがなかったので、プラザキサにしますと言ってしまった。きちんとリスクを伝えて欲しかった。函館の病院はどこもそうだな。

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